アメリカ出張で取引先とレストランに行ったときにどんなビールを頼みますか?以前アメリカに出張に行って、協力会社の人と飲むときは毎回バドワイザーを頼んでいました。が、そこで必ず聞かれる質問がこれ。
なぜ日本人はみんなバドワイザーを頼むんだ?先月出張で来たミスター佐藤も今月出張で来たミスター鈴木もバドワイザーを頼んだんだ。この前はグループ全員がバドワイザー。Why Japanese People?
駐在でアメリカに住んで、地元の同僚と飲むようになってようやくこの質問の背景と意味が分かりました。ここではこの質問の背景と意味、より楽しくアメリカでのレストラン&バーライフを過ごす方法を書いていきます。
アメリカはマイクロブリュワリーがいっぱい!
アメリカには規模の小さなビール醸造所・マイクロブリュワリーがたくさんあります。私の住む州だけでも100以上のブリュワリーがあります。
レストランやバーでは20や30銘柄のビールを置いているのが一般的。ほとんどが地元のマイクロブリュワリーのビール。大手のビールはメニューの端っこに数銘柄だけ。
日本から出張でアメリカに行ったとき、あまりのビールの銘柄数に驚きました。数が多すぎて選べない。どれも名前の知らない銘柄ばかり。メニューをぐるっと見回して唯一知っているのがバドワイザー。なのでついついバドワイザーを頼んでしまっていたのでした。ミスター佐藤もミスター鈴木も同じような状況だったであろうことが目に浮かびます。
一緒にいたアメリカ人からすると「せっかく地元のビールがあるのになぜあえてバドワイザーなんだ???」ってことです。
もし日本の地酒居酒屋に一緒に飲みに行ったアメリカ人が全員大手酒造メーカーの普通酒を頼んだらびっくりしますよね?なんで而今(木屋正酒造)、天美(長州酒造)や十四代(高木酒造)を頼まないんだ?ってなりますよね。
どれを飲んだらいいか分からない?→おすすめを聞きましょう!
名前を聞いたこともない30銘柄からどうやって選んだらいいか分からないですよね。そんなときはおすすめを聞きましょう!
What would you recommend?
と、レストランのウェイターさんに聞けばお店のイチオシを教えてくれます。そのレストランの料理とのペアリングもふまえてイチオシを提案してくれます。一緒にレストランに行った人に聞けば、その人のおすすめの銘柄に加えてそのブリュワリーの地元の情報なんかも教えてくれるかもしれません。ビールを飲みながらの会話が広がります。
僕のおすすめはUP-Townにあるブリュワリー!UP-Townにはおもしろいハイキングコースがあるから家族と行ってみなよ!
みたいな会話が出てくるので飲み会がより楽しくなること間違いなし!
まずはIPA(インディアン・ペール・エール)!苦味がクセになること間違いなし!
メニューに載っているブリュワリーの数も多彩ですが、ビールの種類も多彩なのがアメリカのビール選びの面白いところ。種類がたくさんあってよく分からない!って方はとりあえずIPA(インディアン・ペール・エール)だけ押さえておけば大丈夫。
アメリカではIPAがビールの主流です。ホップをふんだんに使用しており、日本のビールと比べると苦味が強いのが特徴です。最初は驚くかもしれませんが、すぐにくせになること間違いなし。具がたっぷり詰まったハンバーガーとIPAの強い苦味との相性は最高です。
ダブルIPAやトリプルIPAといった、さらに苦味を強くしたものもあるので、IPAに慣れてきた頃にでもお試しあれ。
アメリカでレストランに行ったときはマイクロブリュワリーのIPAと具沢山のハンバーガーで乾杯といきましょう!これでミスター佐藤やミスター鈴木に一目置かれること間違いなしです。
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